ブログの【PR表記】について改めて考えてみた。(私たちのスタンスや方針など)

最近、ブログを介してPRの依頼をいただくことが増えてきました。

PR活動に対する私たちの考えは以前「ステマのリスクも!最近急増しているインスタグラムを使ったPR活動、どう思う?」でお話したことがありますが、今も変わっていません。

今回は、読者の皆さんと企業の方に向けて、PR案件に対する私たちのスタンスとポリシーを改めてシェアしたいと思います。

本文冒頭(または末尾)で関係性を明記

HEY SISTERでPR案件をお受けする場合は、本文冒頭(または末尾)できちんと関係性を明記することにしています。これが一番シンプルでわかりやすいかなということで、こういうポリシーにしました。

具体的に以下のような状況の時にこのポリシーを適用しています。
 

  • 報酬をもらって記事作成する場合
  • 商品やサービスの提供を受けて記事作成する場合
  • 記事作成のために製品や権利を期間限定でお借りする場合

 
基本的にPR記事をお願いされて金銭または商品・サービスの提供を受けた場合にのみPR表記をすることにしています。このようにスポンサー企業との関係を明らかにする理由は、透明性と信頼性を維持するためです。

情報過多で本当に信用できる情報を見つけるのが難しいからこそ、立場をクリアすることには意味があると思っています。

ちなみに「PRであることを書かないで欲しい」というお願いを受けた場合や、HEY SISTERの世界観に合わないと判断した場合には丁寧にお断りするようにしています。
 

PR記事の特徴とAD記事との違い

PR(Public Relations)活動とは、企業が消費者と信頼関係を築くために行われるコミュニケーション活動のことを指します。

なぜか日本だと「PR活動する」が「広告宣伝する」と捉えられてしまうことが多いんですよね。だけど本来「PR」と「Advertising」は別物。

PR記事の特徴は、依頼を受けたライター個人の率直な意見や感想を書くことができることです。

どのような構成・表現で記事を書くかの主導権は依頼を受ける側が持っているので、企業側から「こういうところを積極的に紹介してね」というお願いをされることがあっても、その全てを盛り込まなければいけないという義務はないと認識しています。

そもそもブロガーって商品・サービスの良いところを見つけて発信するのが上手な人が多いですよね。

一方、AD記事(=Advertising・広告)はブログ内の記事スペースを企業に貸して広告宣伝してもらうことが目的です。

公開前に企業によるチェックが入るケースも多く、ライターの感想よりも依頼主の意向を優先する必要があるのでPR記事より自由度が下がります。(HEY SISTERではまだAD記事をやったことはありません。)

 

ブロガーのPR表記に関する明確なマニュアルはない

いまだにお金や商品提供が絡むPR活動については議論が繰り広げられることもありますが、SNS上でPRを表記することは徐々に常識になりつつあり、多くの人がそれに慣れ始めてきているのかなという印象です。

その理由として、インスタグラムで一定のフォロワーがいるインフルエンサーで企業から報酬をもらって投稿する場合は「Paid partnership with 〇〇」という公式表記ができるようになったことが大きいですね。とはいえこれは金銭が発生した時のみに使われる表記なので、それ以外のケースに関してはまだグレーゾーン。

それでもインスタグラムがこういう機能を実装したことは、影響力のある人たちや有名な企業・ブランドをはじめ多くの人がPRに対する意識を持つきっかけになったんじゃないでしょうか。

一方、ブログに対してはPR表記に関する具体的なガイドラインやマニュアルのようなものがほとんどありません。

ググってみても、検索結果の上位に出てくるのは「自分はこうしている」とか「自分はこうするべきだと思っている」みたいな個人の意見がほとんど。

なので私たちも上記のように自分たちなりのポリシーを決めて運営しています。

 

PRはさらにクリエイティブになるチャンスだと考えてみる

例えPRであっても、気になって読んでしまうようなコンテンツを考えるのが私たちが毎回PR案件を受けるときの課題です。

例えば最近だと「STYLE KOREAN」さんの提供で韓国メイクの記事を書きました。

 
この記事が完成するまでには何度もアイディア出ししたりキーワード&トレンドをリサーチしたりしました。

その結果、PR記事だけど普段のコンテンツと変わらないクオリティーとオリジナリティーを維持できた(と自分たちでは思っている)ので、STYLE KOREANさんにはとても喜んでいただけたし、読者の皆さんからも反響がありました。

こんなふうに自分にも読者にも依頼した企業側にもベネフィットがあるWin-Winの関係が成り立つことが理想のPRの形ですよね。

まだまだ私たちも試行錯誤してますが、これからも機会があればクリエイティブなPRに挑戦していきたいです。