多様な性のあり方について考えよう。わたしとあなたのセクシャルを考える

こんにちは、ゲストライターのMIYU(@m__94__u)です。

最近はLGBTQやLGBTQIA+の話題を耳や目にする機会が増えてきました。実は今日、10月11日はカミングアウトデーなんです。

今回の記事では「LGBTQ」「LGBTQIA+」の言葉の意味についておさらい。自分と他人のセクシャルを、皆さんも改めて一緒に考えてみましょう。

LGBTQ・LGBTQIA+とは?

LGBTQ・LGBTQIA+について、「今更どういうことか聞けない」「よくわからない」という方もいると思います。

そもそもLGBTとは、

L ・・・レズビアン(女性同性愛者)
G ・・・ゲイ(男性同性愛者)
B ・・・バイセクシャル(両性愛者)
T ・・・トランスジェンダー(心と体の性が不一致)

というセクシュアリティの人のことを指します。

これらは男性・女性という2つの性別に基づいていたもの。セクシュアリティに対する考え方が徐々に多様化するにつれて「自分は男女どちらでもない」「自分はLGBTのどこにも当てはまらない」と考える人が増えてきました。

そこで、これまでのLGBTの認識を変えるために以下の言葉が追加されました。

Q・・・クエスチョニング(自分の性別がわからない人、もしくは意図的に決めていない人)
I・・・インターセックス(男性、女性どちらとも断言できない身体の構造の人)
A・・・アセクシャル(誰に対しても恋愛感情や性的な欲求を抱かない人)
+・・・そのほかのセクシャル

 
今回初めて聞いたセクシャルもあったかもしれませんが、ここには挙がっていないものも実はまだたくさんあります。

ちなみに、LGBTQIA+はよくレインボーの旗や絵文字などで表現されていますが、実はこのレインボーは7色ではなく6色。一色ごとに意味が込められているんです。

赤は生命、オレンジは癒し、黄色は太陽、緑は自然、ターコイズは芸術、ネイビーは平穏と調和、紫は精神。ただのレインボーカラーではなく、希望やメッセージが込められたLGBTQIA+のアイコンです。

 

日本や世界のLGBTQIA+の現状はどうなっているの?

まずは海外の現状からですが、もちろん国によって異なります。

同性婚が認められている国はオランダ、ベルギー、スペイン、カナダなど196カ国中28カ国(2020年5月時点)。2015年にアメリカ全州で同性婚が認められた時は大きな話題となりました。

世界で初めて同性婚が認めらた国はオランダでした(2001年)。私が旅行でオランダに行った時は、街中のあらゆるところにレインボーカラーのフラッグがあり、何も知らなかった私はとても驚いて調べた記憶があります。

同性婚が28カ国しか認められていないのはとても少ないですよね。世界では同性愛が違法な国や、死刑になる国もあるんです。世界的に見ても、まだまだ進んでいるとは言えない状況です。

最近話題になった韓国ドラマ「梨泰院クラス」でも、お店で働いている人がトランスジェンダーだとわかるとお客さんが来なくなるというセリフがありましたが、これは韓国の現状をすごくよく物語っていると思いました。

とはいえ、韓国に限らずこのように感じている国はまだまだ多いはず。もちろん宗教的に批判的な場合もあったりしますが…。

では、日本ではどうなのか。

日本で同性婚はまだ認められていません。それどころか、同性カップルへの社会的理解もまだまだ薄いです。

2020年の6月には、名古屋で同性のパートナーが犯罪に巻き込まれて亡くなった事件で、遺族のパートナーに給付金が給付されなかったニュースが話題となりました。異性のカップルであれば事実婚が認められましたが、同性のパートナーだと認められなかったためです。

また、9月には東京都足立区の議員がLGBTに対して差別的発言をして波紋を呼びました。

もちろん、前向きに政策を打ち出している自治体もあります。ただ、同性パートナーシップ制度がある自治体は日本で51(2020年10月時点)しかなく、まだまだとても少ないです。
 

自分のセクシャルについて考えてみる

日常生活では、様々な場面で自分の性別を記入する機会がありますよね。

例えば、ネットで個人情報を登録するときや試験用紙の性別欄など…。トイレも女性用と男性用の2種類しかないので、幼い頃から当たり前のように男女どちらかのセクシャルで自分を分類してきた、もしくはされてきた人は多いと思います。もちろん私もその1人です。

ですが私は今、自分はバイセクシャルであると認識しています。

きっかけはNetflixのリアリティ番組『5ファーストデート』でした。これは、6人の独身男女がそれぞれ5回のブラインド・デートに挑戦し、最後に2回目のデートの相手を1人だけ選ぶ、というもの。この中にはレズビアンの女性もいました。その女性が5人の女性とデートする様子を見ながら「私もきっと女性のことも好きになる気がする」と思ったんです。

今までの自分の恋愛や性的指向を振り返ってみた時、自分では認識していなかっただけで、恋愛として女性に対して好意を抱いていたこともあったような気がします。

「恋愛は異性とするもの」という固定概念のせいで、同性に対する好意は全て”友情”として片付け、ごく自然な自分の感情をコントロールしていたことに気付きました。いつ誰を好きになるかにルールなんてないはずなのに。

私は、このような些細なことがきっかけで自分のセクシャルを再認識しました。
 

自分以外の人のセクシャルを考える

皆さんのまわりにLGBTQIA+の人はいるでしょうか?

私の友人の中には何人かいます。本人からカミングアウトされた時は特に大きな驚きや戸惑いはなく、その事実を知ったことで何かが変わることももちろんありませんでしたが、友人は私がどんな反応をするか少し警戒していたようでした。

「どんな風に思われるか不安…」

多くの性的マイノリティの人たちは少なからずこのような感情を持っていると思います。

本来、セクシュアリティとは個人の人格の一部であり、他人に否定されたり強制されたりすることのない権利です。異性間であってもそうでなくても、誰かを好きになったり大切に想う気持ちは同じであり、その人自身であることに変わりはありません。

もし自分が誰かにカミングアウトされたときは、何か特別な反応やコメントをするのではなく、まずは信頼して打ち明けてくれたことに感謝し、寄り添い、今まで通り接してあげることが大事なのではないかと私は思っています。

性のあり方はグラデーションと言われています。世の中には様々な性の人が存在していて、正解はありません。

そのような認識や考え方が広まる一方で、まだまだ差別意識や偏見を持つ人も多くいるのも事実。多様な性のあり方について理解を深める機会が今後もっと増えていけばいいなと思います。

 


参考文献

▪︎ NPO法人 EMA日本「世界の同性婚
▪︎ 日本経済新聞「同性の事実婚、社会通念ない? 地裁判決が議論呼ぶ
▪︎ 毎日新聞「LGBT巡り“足立区が滅ぶ”発言 炎上の自民長老議員の主張と事実誤認
▪︎ MARRIAGE FOR ALL JAPAN「同性パートナーシップ制度
 

 

ABOUTこの記事をかいた人

Miyu

トレンドに敏感なミーハー女子。海外(特にアメリカ)が大好き。大学時代はカリフォルニアに留学。大学卒業後は、地元神戸に戻り貿易会社に勤務。旅行で訪れたニューヨークでカフェに興味を持ち退社し、現在はカフェのスタッフやPR業務等を行う。