近年、ファッション業界で熱い視線を浴びている北欧のファッションデザイナーたち。2018年8月7日〜10日に渡ってコペンハーゲンファッションウィークSS19が開催されました。
今回の記事では、Mayukoがコペンハーゲンファッションウィークで個人的に気になったあれこれをシェアします。
(アイキャッチ画像引用 : @ceciliebahnsen, @ganni, @sakspotts, @glossier)
1. フェミニティを追求したCecilie Bahnsenのコットンドレス
今回のコペンハーゲンファッションウィークで一番印象に残っているのがCecilie Bahnsenでした。最近のデザイナーたちがこぞってUgly(ちょいダサ)ファッションを押し出している中、フェミニティを追求しロマンチックかつエアリーに表現したCecilie Bahnsenのコレクションはかえって新鮮に感じました。
Cecilie Bahnsenといえば、そのアバンギャルドなシルエットが人気で日本のファッションラバーたちからも支持されていますね。
SS19では、日本の写真家である横浪修が撮影した制服を着た女の子たちのポートレートからシルエットやデザインの着想を得たそう。
ソフトで軽やかな印象の白のコットンドレスはロマンチックなムード満点でした。いつものCecilie Bahnsenに比べると、少しボリュームが減り体にフィットしたシルエットに。デリケートなリボンのバックスタイルも注目です。フェミニンなワンピースに歩きやすそうなSUICOKEのサンダルを合わせたバランス感も絶妙。
2. Rodebjerのプレゼンテーションで登場したオブジェ
コペンハーゲンの小さなお庭を貸し切ってプレゼンテーションを行ったRodebjerのSS19は、スウェーデンの持つ雰囲気や美しさ、伝統技術にインスパイアされているそう。
私が今回気になってしまったのはコレクションを盛り上げるため会場に設置されていたカラフルなガラスのオブジェ(兼お皿?)。これらはÅsa Jungneliusというアーティストの作品で、女性器から着想を得ているそうです。なんとプレゼンテーションではこの上にフィンガーフードを並べてビュッフェ形式にしてゲストをもてなしていました。この発想が斬新!
3. Ganni × 66°NORTHのコラボ
私が大好きなブランドの一つでもあるGanni。SS19はバックパックやバケットハット、トラッキングブーツなどアスレチックな要素が満載でした。コペンハーゲンでは夏になると、家族や友達と一緒に森やビーチに出かけて自然の中で過ごす人が多いそう。今回のコレクションはスカンジナビアの女の子たちのキャンプウェアがインスピレーションとなっています。
中でも今回はアイスランド生まれのアウトドアブランド「66°NORTH」とのコラボが見所でした。
66°NORTHといえば、過酷な状況にも耐えられる最新のマテリアルを用いた高品質なアウトドアウェアに定評があります。1926年創業の老舗ブランドが誇る技術とGanniのプレイフルな世界観が融合して、スタイリッシュなアクティブウェアが完成。来年の夏はGanni × 66°NORTHを身につけてアクティブに過ごしたいですね。
4. SAKS POTTSのツヤメイク
SAKS POTTSのSS19のテーマは冬季オリンピックとフィギュアスケート。ホログラムにファー、マウンテンプリント、ダウンジャケットにロゴ入りのタイツなど次から次へといろんな要素が飛び出すカオスなコレクションを披露してくれました。
ショーがスタートする前には、オリンピックの開会式さながらの体操選手たちによるパフォーマンスも行われ、非常に盛り上がっていたそう。
特に私が気になったのはほぼノーメイクに近い(Glossierを彷彿させるような)ツヤ肌メイク。まるでフィギュアスケーターの衣装かのような派手なファッションに対しメイクをシンプルにすることでトゥーマッチな印象が緩和されていました。(中にはものすごいカラーのアイシャドウをしているモデルもいたたけれど、リップはヌーディーにしてた)
スカンジナビアのデザイナーたちは、キメキメではなく程よい塩梅で引き算するのが上手い。
5. By Malene Birgerのウーマンモチーフ
今回どのブランドよりもインスタグラムの見せ方にこだわっていたのはBy Malene Birger。実際にショーに行けない人もその雰囲気を感じることができるようなエンターテイメント性の高いコンテンツの数々でした。
SS19ではブラックはネイビー、ブラウンなどダークなカラーが中心となったシックな夏のシティルックが登場。過去のアーカイブより復刻したウーマンモチーフは最近のトレンドともマッチしています。
6. Designers Remixのコットンドレス
Cecilie Bahnsenで見たホワイトのコットンドレスが忘れられずにいると、なんとDesigners Remixでもコットンドレスが登場!こちらはコルセット風のディテール(これはレイヤリングしてるの?それともドレスの一部?)でより体にフィットしたスタイルになっています。
7. Glossierがデンマークへの発送を開始!CPHFWに合わせてポップアップも
今回のコペンハーゲンファッションウィーク中にGlossierがデンマーク&スウェーデンへの発送開始をアナウンスしました。これに合わせてGlossierはコペンハーゲンでポップアップを開催。
Glossierが主催するポップアップイベントはいつもコンセプチュアルで面白いものばかりなのですが、今回はパープルを基調としいつもよりちょっぴり大人っぽくてゴージャスなセッティングになっていました。
まとめ
ここ1年ぐらいで急激に盛り上がりを見せているコペンハーゲンファッションウィークから今後も目が離せませんね。