海外ドラマ「SEX AND THE CITY」に今も世界中がハマっている理由。

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出典:HBO

The True Scents読者の皆さんなら、きっと一度はあの伝説的大ヒット海外ドラマ「SEX AND THE CITY(以下、SATC)」を見たことがあるのではないでしょうか。
 
1998年にドラマがスタートし、ドラマ終了後は続編映画が2本も公開され、今もなお、第3作目を作って欲しいとのラブコールが絶えません。これほどにまで多くの人に愛されるドラマってなかなかないですよね。
 
今回は、私なりにこのドラマが今も世界中から愛されている理由を分析してみました。

 

ニューヨークが舞台ということ自体がすでに魅力的。

 

SATCの舞台は、世界中の誰もが憧れる街、ニューヨーク。私は、過去に世界一周したことがあるわけではないですが、今まで訪れた国の中でもニューヨークはとても特別な場所だと感じています。
 
人も、ファッションも、食べ物や街並みまでも、ニューヨークというフィルターがかかるだけで、すごくおしゃれでクールなものに見える。まるでマジックのように。だからSATCも、背景がニューヨークっていうだけで、世の女性たちにとっては一気に魅力的に映るんですね。
 
間違いなくこの事実は、ドラマの人気を後押ししていると言えます。

 

登場人物たちとドラマの内容がリアル。そしてそれは今も全く色褪せていない。

 

ニューヨークで暮らす独身女性ならではの恋愛事情、仕事、友情などがテーマとなったSATCは、他の海外ドラマと比べて、とてもリアルだと思います。
 
ニューヨークに住んでいない女性からすれば、もしかしたらキャリーたちの生活はちょっと派手で非日常的に思えるかもしれないけれど、実際にニューヨークに留学して、ああいう世界は本当にあるんだってことを知りました。例えば、連日どこかのパーティーに繰り出すとか、華やかなファッションウィークとか、ギャラリーのオープニングレセプションで投資銀行で働く素敵な男性と出会うとかね。
 
だから、ニューヨークで実際に働き、生活している女性は特に、ドラマの内容に共感する部分が多いのではないかと思います。
 
また、SATCは今から10年以上も前に放送されていたというのに、今見ても全く「古臭い」と思わないのもすごい。今でこそ頻繁に話題に上がる「フェミニズム」や「セクシャルマイノリティー」といった社会問題を、すでに10年以上前から重たい感じではなく、さらっと内容に盛り込んじゃってるんだもん。

 

ファッション、ファッション、ファッション!

 

この話題抜きにSATCは語れないといってもいいほど、ファッションはドラマの中でとても重要な要素です。
 
ドラマで出てくるファッションは女性の憧れそのもの。キャリーは恋愛や仕事で行き詰まったり、ストレス解消したいときはよくマノロの靴を買っていましたよね!
 
このドラマで一躍有名になったパトリシア・フィールドの手掛ける、ハイ&ローをうまく組み合わせた斬新なスタイリングがウケて、放送後は次々とトレンドアイテムが生まれるという「SATC現象」まで巻き起こしました。
 
何度も言いますが、SATCが放送されたのは10年以上前。それにもかかわらず、今でもドラマのファッションを真似したり、参考にしたりする人が今もたくさんいるんです。
 
例えば、最近ニューヨークで注目を浴びているドラッグクイーンのDan Clayは、ドラマで出てくるキャリーの服装を忠実に再現した写真をインスタグラム(@dan_clay)に投稿してあっという間に時の人となりました。
 
SATC風の女装をしている自分のことを”Carrie Dragshaw“と呼ぶユーモアのセンスは最高!彼は今、このインスタのおかげで連日取材やメディア出演依頼が止まらないそう。

 

「憧れ」と「共感」のバランスが絶妙

 

もうね、みんながSATCにどハマりする一番の理由はこれだと思うんですよ。「憧れ」と「共感」のバランス感
 
例えば、同じくニューヨークが舞台になっているドラマに「Gossip Girl」と「GIRLS」があります。
 
まず、「Gossip Girl」は、登場人物たちの超華やかな生活やグラマラスなファッションには憧れるけど、あまりにも非現実的すぎて共感はできない。一方で、「GIRLS」は、とてもリアルで等身大だけど、おしゃれなライフスタイルやファッションが登場する訳ではないし、憧れの要素が少ない。
 
というように、「憧れ」と「共感」のどっちの要素が多すぎても少なすぎても、視聴者の心をガッシリ掴むことはできないんと思うんですよね。
 
その点、SATCはすごくバランスがいい。
 
ニューヨークというキラキラした街で、登場人物たちはいかにもニューヨークらしい職業につき(キャリーは人気恋愛コラムのライター、サマンサは敏腕PRガール、シャーロットはギャラリーのレセプショニスト)、おしゃれな家に住み、最新のファッションに身を包んで、強い絆で結ばれた親友たちと流行りのレストランで女子会もする。
 
でも彼女たちも、高い家賃を払うために一生懸命働き、恋愛に翻弄される私たちと変わらない等身大のアラサー女性たちなのです。
 
要するにSATCは、最高にファッショナブルなのに、最高にリアルなドラマなんですね!
 
だからこのドラマを見る私たちは、彼女たちに憧れながらも共感するワケです。
 
ああ、こんな記事を書いていたら、またSATC見たくなってきちゃった。みなさんは、4人の中なら誰派ですか?

 

ABOUTこの記事をかいた人

Mayuko

1991年生まれ。大学卒業後ニューヨークに留学中にKaekoとHEY SISTERを立ち上げ、ライター活動を開始。帰国後は当サイトを運営する傍らフリーランスライターとしてファッション、ビューティー系媒体で翻訳や寄稿を行う。海外のコスメ集めが趣味。