ニューヨークで知らない人とルームシェアするってどんな感じ?

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ニューヨークでは、何人かで家賃を折半してルームシェア(正確にはアパートメントシェアっていう表現の方が正解かも)をするのが当たり前っていう話を以前、「ニューヨークに留学して驚いた10のこと。」でも書きましたが、実際に私も、留学中人生初めてのルームシェアを経験しました。
 
留学で少しでも英語をブラッシュアップしようと思うと、やっぱり外国人のルームメートがいるアパートに住むのがおすすめです。なので、私は日系の掲示板などはほとんど利用せず、現地の人が実際にアパートを探す時に使う「Craigslist」という掲示板サイトから住む場所を見つけました。
 
今考えれば、国籍も文化も違う人と生活を共にするなんて、なかなかできない体験ですよね。多分もう二度とないかも。
 
せっかく貴重な体験をしたので、今回は当時のエピソードをいくつかご紹介したいと思います。

 
病的に潔癖症な夫婦と1歳の赤ちゃん

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留学生活が始まってすぐ、グラマシーにあるアパートをCraigslistで見つけて、下見に行きました。エリア自体は安全だし、便利だし文句なし。ルームシェアすることになる若い夫婦+1歳の息子も良い感じ。すぐに入居が決まりました。ところが引っ越し直後に夫婦から渡されたハウスルールを見て、衝撃が走ります。
 
その内容はというと、例えば、冷蔵庫には食べ物を入れるな、キッチンはできるだけ使うな、リビング滞在禁止、子供には指一本触れるな(え、私、菌扱い??)などなど、どう考えても理不尽なものばかり。
 
いやいやいや、そんな話聞いてないぞ???と不満に思いつつ、どうしようもないので気をつけながらルール通り過ごすことに。それにもかかわらず、夫婦は私にいちいち文句をつけてくる。
 
いよいよ黙っていられなくなった私はハウスルールの緩和を求めて交渉を試みたものの、なんだか気まずい感じになって終わっちゃった。どうやらこの夫婦は病的な潔癖症(向こうではOCDという)だったみたいです。
 
後から色々条件突きつけるなんて反則だよね。潔癖症の人は、ルームシェアをするのはきついと思う。
 
結局、このアパートは1カ月で去ることに。

 
綺麗好きなコンサルボーイとガサツなチャイニーズガール

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続いて見つけたアパートは、グラマシーの正反対に位置するチェルシーエリア。
 
セキュリティーもちゃんとしたとても良い物件で、ここでは同年代の男女2人とルームシェアすることになりました。
 
もちろん厳しいハウスルールはなし。お互いのライフスタイルを尊重し合おうねっていうのが最低限のルール。(しかも、私のことを気に入ってくれた男の子が、光熱費をタダにしてくれた。ラッキー!)
 
男の子のほうは、5番街にオフィスを構える大手コンサル会社で働くアジア系アメリカ人のビジネスマンで、女の子のほうは、コロンビア大学卒業後、自分の会社を立ち上げた中国人の女性起業家っていうなかなか面白いコンビでした。
 
同世代っていうこともあって、会話が弾むし、それぞれが友達をアパートに連れてくるとまた友達も増えたりして、なんだか海外ドラマみたいですごく楽しかった。
 
ただ一つ問題は、中国人の女の子の方がとてもガサツでだらしがなかったこと。
 
自炊するのは良いけど、2日くらいキッチンを片づけないし、共有スペースには彼女の私物がいっぱい。靴下とかクレジットカードまで落ちてたよ。ちらっと見えた彼女の部屋には服が散乱してたし。
 
そんな彼女に綺麗好きなコンサルボーイ(クローゼットもバスルームもいつも整理整頓されてて完璧)が注意しても、全然言うことを聞かない。
 
これも留学中の経験と思って割り切っていたけど、ずっとは一緒に住めないな~。
 
というわけで、契約期限もやってきてまた次の物件を探すことに。

 
テキサスからやってきた敏腕女社長

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最終的に、ベストなアパートを見つけて定住できるようになるまでの数か月間は、テキサスでランジェリーの会社を立ち上げてニューヨークにやってきた30代の女社長にお世話になりました。
 
自分で会社をやっているので、とても忙しい人でしたが、私がなかなかアパートが見つからず、絶望的だという事情を話すと、「私も過去にこういう経験があったから」と言って、自分の部屋を貸してくれたり、家探しを手伝ってくれたり、とても親切にしてくれたので、本当に感謝しています。私も、将来同じように困っている人がいたら、こんな風に助けてあげたいと思いました。
 
頻繁に出張で出かける彼女は、家を空けることが多かったので、彼女が留守の時はほぼ一人暮らしのような状態でした。彼女が帰って来た時は、一緒にディナーを作ったり、バーに飲みに行ったり楽しい時間を過ごしました。
 

元ミステキサスだった彼女は歌がとっても上手なので、バスルームからよく美しい鼻歌が聞こえてきてたのが懐かしい。
 
今もお互い近況報告する仲で、とても可愛がってもらっています。
 


まとめ

今まで、家族としか暮らしたことのなかった私が、ニューヨークという大都会で生まれて初めてルームシェアをしましたが、意外に楽しかったし、良い経験にもなりました。もちろん大変なことも、ストレスの溜まるようなこともあったけど、今までのルーミーたちには改めてありがとうと伝えたいですね。
 
文化やお国柄の違いなど、日本にいる時はあまり縁のなかったことを考えるきっかけになったのも、国際色豊かなニューヨークならではの経験だと思います。
 
イラスト:amazakesan
コラージュ:Mayuko
 

ABOUTこの記事をかいた人

Mayuko

1991年生まれ。大学卒業後ニューヨークに留学中にKaekoとHEY SISTERを立ち上げ、ライター活動を開始。帰国後は当サイトを運営する傍らフリーランスライターとしてファッション、ビューティー系媒体で翻訳や寄稿を行う。海外のビューティーブランドを試すのが趣味。スキンケアオタク。