エディ・スリマンの新生「セリーヌ」デビューから2ヶ月経った今、私が思うこと。

エディ・スリマン率いる新生「セリーヌ」がパリで発表された日、ネット上で飛び交う様々な意見を見ながら改めてセリーヌってどんなブランドだったっけと思いを巡らせていました。

私はフィービー時代のセリーヌが大好きでした。その理由は、女性=男性の性的対象という考え方から女性を解き放ち、過度なメイクや露出ではなく美しいラインや洗練されたデザインを通して女性性や知性を表現できるということを教えてくれたブランドだったからです。

私にとってセリーヌは心強い味方であり、ロールモデルでした。

ところがエディの新セリーヌは、まるで「サン・ローラン」を丸写ししたかのようにシャープでロックな雰囲気。露出度が高く、モデルたちも若い。今までのセリーヌの “洗練された大人の女性” のイメージがそこにはもうありませんでした。

もちろんフィービーのセリーヌをそのまま引き継いでとは言わないけれど、そこにエディらしいエッセンスを加えた新しいスタイルを期待していたのが本音です。

そんな中先日、女優のダコタ・ジョンソンがLAで行われたプレミアイベントで新セリーヌの真っ赤なスパンコールのドレスを着て登場しました。(エディの2019春夏コレクションを身につけてレッドカーペットを歩いたセレブは彼女が初めてだったとか。)

 


 
この写真をインスタグラムで初めて見た時、素直に素敵だなと思いました。

自分が着たいとまでは思いませんでしたが、エレガントでセクシーだし彼女にはとても似合っています。エディのセリーヌはダコタのように上品なイメージの大人な女性も魅力的に見せてくれるんだと気付かされた瞬間でした。

9月にコレクションが発表されてから約2ヶ月が経った今は、新セリーヌが少しずつ私たちの日常に溶け込み始めているのを感じます。

エディのクリエイティブディレクター就任と同時に一新されたインスタグラムや公式サイト、街中に貼られたポスターの新ロゴも見慣れてきました。

人間の脳は変化を恐れるもの。最初は受け入れられなくても、だんだん慣れてくると「悪くないかも」と思い始めて、気がついた頃には今まで見えていなかった良いところが発見できていたりします。

例えて言うなら学生の頃、新学期を迎え新しいクラスになかなか馴染めず違和感を感じていたのに、学期末にはすっかりみんなと打ち解けて愛着が湧いているといった経験がありましたが、私の新セリーヌに対する気持ちもこれと似ています。

現在改装している各地のセリーヌの実店舗もいよいよ完成間近。これからはセレブリティだけでなく一般の人たちが新しいセリーヌを身につけているのを街中やSNSで見かけることも増えていくでしょう。そうすればまた新しいセリーヌの魅力を見つけることができるかもしれません。

フィービーが10年かけて作り上げてきたセリーヌは変わらず大好きですが(インスタグラムでフィービー時代のセリーヌのみをポストする@oldcelineもフォローしているほど。)、私は今新しいセリーヌとのこれからの出会いにワクワクしています。

みんなはエディのセリーヌについてどう思う?
 

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Mayuko

1991年生まれ。大学卒業後ニューヨークに留学中にKaekoとHEY SISTERを立ち上げ、ライター活動を開始。帰国後は当サイトを運営する傍らフリーランスライターとしてファッション、ビューティー系媒体で翻訳や寄稿を行う。海外のコスメ集めが趣味。