ニューヨーカーを虜にしたヴィーガンカフェ「by.CHLOE」が成功した理由とは?

NYのヴィーガンカフェ「by.CHLOE」が、なぜたった1年でニューヨーカーの心を掴むブランドになれたのか?

2015年にウェストヴィレッジにオープンしたヴィーガンカフェ「by.CHLOE」はオープン以来、類を見ない成長ぶりを見せていて、現在ではニューヨークのみならずLAやボストンにもお店を展開しています。

なんと、日本からも「日本にお店をオープンしないか」というオファーがあったんだとか。残念ながら、その話はまだ現実のものにはなっていないけれど、「by.CHLOE」が欧米の飲食業界で大成功を収めていることは確かです。

今回は、たった1年でなぜニューヨーカーの心を鷲掴みするブランドになれたのか、という視点から「by.CHLOE」のことを紹介してみたいと思います!

1. 「ファストフード」ならぬ「ファストヴィーガン」なコンセプト

「by.CHLOE」が誕生した2015年の時点で、ニューヨークでは「ヴィーガン」というライフスタイルはそれほど真新しいものではなかったものの、特定の人が食べる特別な食事っていうイメージがありました。

そこで、当時28歳だったオーナーの1人、Chloe Coscarelliさんは、もっとカジュアルに色んな人がヴィーガン料理を食べられるお店を作りたいと、自分が考案したレシピを持って、ニューヨークで有名な「Esquared Hospitality」という会社に自分のアイディアをアピール!素晴らしい行動力です!!その後は、トントン拍子で話が進んでいきました。

「by.CHLOE」では、バーガーやサラダ、パンケーキにカップケーキなどの誰もが大好きなメニューを、全く肉を使わずに再現しています。(これがまた、信じられないくらい美味しい!!!特にバーガーなんて、本当に肉じゃないの?と疑っちゃうレベル。)

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そして、お店では「Shake Shack」のように、レジで注文したら、小さなブザーを渡され、料理ができるまで席で待つという、「ファストフード」と同じようなスタイルをとっています。

このようにカジュアルで新しいヴィーガンのコンセプトが、ヴィーガンの人にもそうでない人にも愛されるきっかけになりました。
 

2. 手の届きやすい値段設定

「ファストヴィーガン」というなら、値段もリーズナブルでないとダメですよね。はい、もちろん「by.CHLOE」のメニューはとってもお手頃で、満足感もあって言うことなし。メニューの平均価格は大体10ドル前後で、人気のハンバーガーは、$9.95、キヌアタコスサラダは $11.95です。それから、私とKaekoが大好きな抹茶カップケーキは、$3.50。これほんっとにおすすめ!めちゃくちゃ美味しいです。

「by.CHLOE」のカップケーキは、Chloeさんが2010年に行われた「Cupcake Wars」で優勝したレシピなんだそうですよ。

 

3. インスタグラマーが喜ぶブランディング

競争の激しいニューヨークでの「by.CHLOE」の成功は、インスタグラムを抜きにして語ることはできません。思わず写真に撮ってみんなとシェアしたくなるようなビジュアルや店内のインテリアは、間違いなくミレニアム世代の心をしっかり掴みました。あっという間に情報が拡散し、オープン直後からお店には連日長〜い列が。実際に、お客さんにお店を訪れたきっかけを聞くと、大抵「インスタグラムを見た」という答えが返ってくるそう。

それにしても、インスタグラムは一体、これまでにどれだけのビジネスを支えてきたんだろう・・・。

ちなみに「by.CHLOE」のブランディングには「Paperwhite Studio」、店内のデザインには「Dekar Design」が携わっています。お店では、グッズも販売していますよ!

 

「by.CHLOE」の今後は?

「by.CHLOE」は現在もいくつかの新店舗オープンを控えていますが、実はChloeさんはもうこの計画には一切関わっておらず、今後は「by.CHLOE」のマネジメントから離れるそうです。その理由は、今後の店の経営方針について共同経営者と意見が食い違い、今年に入って裁判沙汰にまで発展してしまったから。

2人はとても仲よさそうにやっていたと思っていたので、このニュースにはちょっと驚きました。

おそらく「by.CHLOE」がなくなるということはないと思いますが、今後どのような展開になっていくのか気になります。(名前が変わるとか、メニューが減るとかあるのかな?)

いろんな意味で話題性のある「by.CHLOE」ですが、ヴィーガンメニューはどれも美味しいので、NY(またはLAかボストンかプロヴィデンス!)にいく機会があれば、ぜひ足を運んでみて下さい。