日本とアメリカでは全然違う!25歳を過ぎた女性の価値。

実はこの前、ツイッター経由で「25歳を過ぎた女性は売れ残りのクリスマスケーキという社会通念の経済的損失について」という興味深い内容の記事に出会いました。
 
最近ではこの「クリスマスケーキ理論」はもう古いと言われてますが、そんなこともないんじゃないか??
 
だって、いまだに25を過ぎた日本の女性は肩身の狭い思いをしてるよね??
 
私は日本で暮らす中でそういう無意味な社会的通念は、現代の女性たちの生き方自体にも大きな影響を与えてるな~と日々感じているので、今回はそのあたりについて考えてみたいと思います。

私もいよいよアラサー

さて、私は今年で26歳になります。
 
つまり、いよいよ世間一般でいう「売れ残りのクリスマスケーキ」の仲間入りなワケです。
 
売れ残りだなんて本当、失礼しちゃう。
 
正直、こういう概念がはびこった日本社会にいると歳をとることが怖いことみたいに感じてしまいます。どんどん若さを失うことで、女性としての価値も薄れていってしまうのではないかと。

 

cake-02

アメリカでは女性が一番輝くのは35歳

私が2年前にニューヨークに留学していた頃、アメリカ人の年齢に対する考え方が、日本人のそれとは大きく違うことに驚きました。
 
冒頭で紹介した記事にはこんな文章がありました。

ワイフによれば「アメリカでは、女性が最もあこがれ、最も輝く理想の年齢は35歳と考えられている」そうです。
 
出典:Market Hack

35歳以下の「お子ちゃま」たちは、なるべく自分を、おとなびた、セクシーで経験豊富な女性に見せるため「盛る」し、40歳を超えた女性の場合は「私は35よ」と、しゃあしゃあと嘘をつきます。
 
つまり、35歳というマジックナンバーに女性の願望が強くアンカーされているのです。
 
出典:Market Hack

 
留学時代を振り返ってみると、確かにそうだったな~と思います。
 
ほら、アメリカってティーンとか学生でも濃い目のメイクして髪の毛ワッサ~ってかき上げて、ピンヒール履いてるやたらと大人っぽい子っていっぱいいない?それと、超若作りで年齢不詳なおばちゃんたち。
 
これは私の個人的な感想ですが、ニューヨークでは男性も女性も20代よりも30代の方が楽しそうだったし、人生を謳歌してるように見えたんだよね。
 
実際に私が現地で出会って仲良くしていたアラサーの女友達は、飲みに行った時に「女の人生はこれからよ~~~!」なんて言ってシャンパン開けてたし(笑)
 
その彼女はまた別の日に(この時はシラフ)、「ある程度の経験と社会的地位と自由を手に入れた30代は、人生で一番魅力的よ。この国では20代よりも30代の方が女性としての価値は高いの。」と力強く語ってくれました。
 
これにはびっくり。だって日本と真逆じゃないですか。
 
あと、アメリカ人は年齢のことをとやかく言わない。
 
もちろん、女性は出産という役目があるので、そういう面での適齢期を考えることは大事。そこはアメリカも同じです。でも、アメリカは個人主義の国だから、仕事や結婚、出産など人生の選択に関して他人が口出しすることはほとんどありません
 
日本と比べると、年齢のせいでプレッシャーを感じたり、生きづらい思いをしている人って少ないんじゃないかな。
 

cake-02

アラサーの扱いがひどすぎる日本

そんな環境にいたので、私は30代になるのがちょっとだけ楽しみ!って思えるようになっていたんです。
 
ところが、日本に帰国してガッカリ。というかなんだかとてもやるせない気持ちになりました。
 
なぜなら、日本のメディアのアラサー女性の描き方とか扱い方が相変わらずひどいからです。テレビやCMを見ていて何度苛立ちを感じたことか・・・。
 
そんなメディアが作り出した「25歳以上=売れ残りのクリスマスケーキ」っていう馬鹿げた価値観は、日本社会の色んなところに根を張っていて、何かにつけて前向きに生きようとする私(たち)を邪魔してくる。
 
メディアが社会や人の価値観に与える影響って、本当に大きいです。だからこそ、そんな無意味なことを言うのはもうやめにして、私たち女性を解放して欲しいと切実に思う。
 
でもまずその前に、メディアやまわりの声なんかに屈することなく、何歳になっても自信をもって年齢を言える自分でありたいです。
 
年を取ることが怖いことではなく、楽しいこと、魅力的なことって思えるようになったら最高だよね!