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今や世界規模で大人気のK-POP。私がK-POPに興味を持ったのは、小学生の頃でした。姉がこっそりと持っていた東方神起のCDを見つけたのがきっかけです。美しい5人のハーモニーが大好きで歌はもちろん、パフォーマンスのクオリティーにも圧倒されました。
 
その当時の日本は、韓国と言えば「冬のソナタ」「ヨン様」が一番に思いつくような韓流ブーム真っ盛りだったため、周囲にはK-POPを聞いている人はほとんどいませんでした。それでも私にとってK-POPというジャンルはものすごく新鮮で、言葉が分からなくても良い曲は心に響くのだなとしみじみ感じたのを思い出します。
 
2000年代後半から韓国では東方神起や少女時代、BIGBANGなどを筆頭に新しいアイドルグループが次々と誕生しアイドル旋風を巻き起こしました。その影響で、日本でもK-POPが認識されるようになっていきます。
 
そんな中今回フォーカスしたいのは”작곡돌(作曲ドル)” たちです。作曲ドルとは、「작곡가(作曲家)」と「아이돌(アイドル)」を組み合わせた造語のこと。歌って踊れるだけでなく、自分で作詞・作曲もしているアイドルたちのことを指します。アイドルというと歌やパフォーマンスだけが注目されがちですが、ミュージシャンと同レベルの才能を持っているアイドルが実はたくさんいるのです。
 
アイドル自身が作った曲と知ると、また違った視点でK-POPを聴くことができます。歌詞に注目して聴くと、作ったメンバーのパーソナルな部分に共感したり、心の声に気付いたり様々な発見があって面白いですよ。それでは、私が普段から聞いている曲も含め順番にご紹介していきたいと思います。
 
(画像は各アーティストの公式インスタグラムよりお借りしました。)

 

1. 誰もが認めるベテラン歌手

G-Dragon(BIGBANG)

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韓国を代表する “作曲ドル” としてまず挙げられるのは、「BIGBANG」のG-Dragon。彼は、ラッパーとして活躍しながら作詞・作曲に加えプロデュースまで手がけ、数多くのヒット曲を生み出してきました。彼は幼い頃から音楽の才能を開花させており、デビュー当時は19歳だったにも関わらずアルバムに収録されている全ての曲に携わっており、音楽関係者やファンの間でも大きな話題になったそう。
 
今までにない斬新な世界観を創り出す彼の才能は本当に素晴らしく、今では世界中で支持されています。カリスマ性溢れる彼に憧れて歌手を目指す練習生も数多くいますよね!デビューして活躍しているアイドルたちにも、「憧れはG-Dragon先輩」と言っている子が多いイメージです。
 
私は特に「Lies」や「Untitled」という曲が好きです。皆さんのお気に入り曲は何ですか?

 

ジョンヒョン(SHINee)

 

「SHINee」のジョンヒョンが作る曲は繊細で柔らく、聴いていて心地良いものがたくさんあります。自身の所属するグループ曲はもちろん、昨年リリースしたアルバム「小品集:Story Op.2」は、全ての曲の作詞・作曲を手がけました。歌詞に注目してみると、彼自身の苦悩や葛藤、伝えたい思いなど心の内が綴られており、公で活躍しているアイドルの顔とはまた違った一人の人間としてのジョンヒョンを垣間見ることができます。彼の曲を聴いていると優しく寄り添って安心感を与えてくれるような気がしますね。
 
ジョンヒョンはアイドルとして活躍するだけでなく、その類稀な音楽的才能を生かして他のアーティストにも曲を作っています。私が特に好きなのはIUに提供した「Gloomy Clock」とイ・ハイに提供した「Breathe」です。どちらもすごく良い曲なので是非一度聴いてみてください。

 

2. 洒落たサウンドで魅了するヒップホップ系アイドル

シュガ(BTS)

 

「BTS(防弾少年団)」は、今最も韓国でホットなボーイズグループ。2017年5月には韓国アーティストとして初めて「Billboard Music Award 2017」に招待され、ジャスティン・ビーバーが6年間受賞していた “トップ・ソーシャル・アーティスト部門” を受賞。さらに「AMAs(アメリカンミュージックアワード)」にも招待され、アメリカでもものすごい勢いで人気加速中なんです。
 
BTSでリードラッパーを務めるシュガは、デビュー前からアンダーグランドでラッパーとして活動していました。BTSの曲のほとんどを彼が手がけており、メンバーからも音楽プロデューサーたちからも天才だと認められているほど。
 
シュガは自身のグループ曲に加え、ソロとしても曲を発表しています。特にソロの曲では歌詞に注目してみると、自身の辛い過去の体験や強い思いが綴られていてかなり衝撃的。「対人恐怖症」や「うつ病」と闘っていた経験もストレートに表現されています。笑顔の裏にはそんな苦しい背景があったのか・・・と今まで知らなかった彼の一面を知り驚きました。
 
普段ヒップホップ系の曲はあまり聴かない私ですが、BTSに出会って初めてラップの魅力に気づきました。他のK-POPグループと比べるとラップが圧倒的な存在感を放っています。今までのK-POP界にはなかった新たなジャンルを築いているBTSのサウンドが個人的にとても好きです。

 

ZICO(Block B)

 

ヒップホップグループ「Block B」のZICOも、韓国では “作曲ドル” として有名です。アイドルとしての才能だけではなくアーティスト性にも優れた天才肌だと言われています。「Block B」ではリーダー兼ラッパーとして活躍しており、自身のグループの曲は全て彼が作詞・作曲・編曲・プロデュースしているんだとか。パートの割り当てまでしているそうですよ!
 
音楽プロデュース力もすごいですが、ラップのスキルも音楽業界からはかなり高く評価されているようです。また、自身のグループ曲だけでなく他のアーティストにも楽曲提供をしており、そのジャンルはヒップホップだけに留まりません。
 
例えば、女性歌手に提供している曲を聴いてみるととても可憐で美しいメロディでした。自身のグループ曲ではアップテンポな曲が多い中、全く違う雰囲気の曲に仕上がっています。何より女性の気持ちを理解して歌詞にすることができるってすごいですよね。セジョン(gugudan)の「Flower Way」とパク・ボラムの「Beautiful」はぜひ聴いてみてください。
 
ZICOがプロデュースする曲はどれもセンス抜群なので、多くの人たちに人気がある理由もすごく分かります。これからも彼が作る素敵な曲が楽しみですね!

 

3. 覚えておきたい次世代の作曲ドルたち

ウジ(SEVENTEEN)

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最近人気上昇中のアイドルグループ「SEVENTEEN」は13人のメンバーで構成されており、作詞・作曲・振り付けまでをメンバー全員で作るグループ “自主制作ドル” として韓国では有名です。メンバーの一人であるウジは、デビュー曲から今までの全アルバムの曲をプロデュースしている天才アイドル。「SEVENTEEN」はウジがいないと成り立たないんではないかと思うほどグループに欠かせない存在です。
 
ウジが作る「SEVENTEEN」の曲は爽やかで元気いっぱいなイメージ。私個人的には、彼がソロで歌っている「Simple」という曲が大好きです。自身のグループ曲以外にも、I.O.Iに「Downpour」という曲を提供しており、こちらももすごくおすすめ。この曲は元々好きでよく聞いていたのですが、あとでウジが作ったものと知って感心しました。これからますます目が離せませんね!

 

ジニョン(B1A4)

 

「B1A4」のリーダーであり、音楽プロデュースも行なっているジニョンの音楽的才能に注目が集まったのは、練習生限定オーディション番組「PRODUCE 101 シーズン1」のミッション曲であった「At the Same Place」を手がけたのがきっかけ。「ジニョンにこんな才能があったのか」と音楽業界やファンたちの間で話題になりました。
 
この番組から誕生したガールズグループ「I.O.I」のデビューアルバムに収録されている「When the Cherry Blossoms Fade」という曲でさらに彼の知名度が上がります。これらの楽曲提供をしたことにより、ガールズグループへの曲を作って欲しいと事務所にラブコールが殺到したんだとか。
 
なんと彼は専門的に作曲を学んだ経験はなく、全て独学で作曲をしているというからすごい。天才ですよね!!有名な作曲家たちも「コードも分からない彼がただ感じたままに曲を作っていて、それがすごく上手で怖いくらいだ。彼に大きな期待を寄せている。」と大絶賛。

 

フイ(PENTAGON)

 

2016年にデビューした「PENTAGON」は、日本人メンバーも所属している10人組ボーイズグループ。メンバーの一人フイは、作詞・作曲の才能を開花させ「次世代作曲家」として注目されています。
 
昨年オーディション番組「PRODUCE 101 シーズン2」から誕生した期間限定アイドルグループ「Wanna One」へ楽曲提供したことがきっかけで、関心を集めました。番組内で使われた「NEVER」という曲は、音源チャート1位を獲得しています。その後、「Wanna One」のデビュー曲である「Energetic」の作曲も担当し、これまた大ヒット。
 
この2曲によって「PENTAGON」というグループ自体への注目度も上がっています。実際にどちらの曲も聴いてみましたが、耳に残るような中毒性のあるサウンドで何度もリピートしてます。

 

4. ヨジャドル(女性アイドル)で注目したい作曲ドル

アイユ

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アイドルグループではなくソロとして活動しているアイユは、韓国では絶大な人気を誇る女性歌手です。韓国ギャラップ(世論調査機関)の市民アンケート調査によると、2017年度で一番輝いた歌手第一位にアイユが輝いています。やはり大人気ですね!
 
最近は作詞・作曲にも力を入れているという彼女。私のお気に入りは「Palette」「Through the Night」「Friday」「The Shower」「Knees」です。昨年の11月には初めて他のアーティストにも歌詞を提供していました。Cherry Bのために書いた「Her」という曲はとても良いのでぜひ聴いてみてくださいね!
 
アイユは私がK-POPに興味を持ち始めた頃、初めて好きになったソロ歌手なので個人的には思い入れが強いです。韓国の街中にある小さなCDショップで「I’m」というアルバムを買ったの懐かしいな〜。アイユの透き通るような歌声と柔らかいメロディーは、本当に癒されます。これからもずっと応援し続けたい歌手です。

 

LE(EXID)

 

5人組ガールズグループ「EXID」で活躍しているラッパーLEも、実は作曲の才能を持つ “作曲ドル”。「EXID」の代表曲「Up & Down」や「Ah Yeah」「L.I.E」「DDD」などは彼女が制作に関わっているんです。特に「Up & Down」は韓国でも爆発的人を博した曲で、あらゆる音楽番組で1位を獲得しました。この曲は本当に中毒性があるので一度聞くとしばらく耳から離れません。
 
彼女はシンガーソングライターとしてだけではなく、ヒョナのラップの先生をしていることでも有名です。ラップに歌にダンスに作曲もできるなんて、才能に溢れていますよね!

 

イェウン(元Wonder Girls)

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元「Wonder Girls」のメンバー、イェウンも作詞・作曲を行なっていることで知られています。解散後もソロアーティストとして幅広く活躍しています。「Wonder Girls」所属時から、イェウンは透き通った魅力的な声の持ち主だなあと思っていました。
 
2014年に「HA:TFELT」という名前でソロ活動を始めたイェウン。昨年10月、事務所移籍後初めて公式アルバム「MEiNE(ドイツ語で “私のもの”という意味)」を発表しました。このアルバムには、イェウンの新しい事務所「Amoeba Culture」に所属している「Gaeko」が作詞・作曲を行なった「I wonder」と、イェウンが過去から今までの自分についてを書いた「Read me」の2曲が収録されています。
 
これからも、アイドルではなく音楽アーティストとして活躍するイェウン(HA:TFELT)を応援していきたいですね!

 

まとめ

今回この記事を書いてみて、こんなにも作詞・作曲もできるアイドルがたくさんいるということに驚きました。ただ単にK-POPを聴くのではなく、歌詞に注目して聴いてみるとまた違った視点で聴くことができるし、そのアイドルの新たな一面も知ることができますよ!
 
今回ご紹介した “作曲ドル” たちの曲をまとめたプレイリスト(Spotifyに音源があったもののみ)を作ったので、ぜひ一度聴いてみてください。
 

 

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